放課後タイバーシティ・ダンス

放課後ダイバーシティ・ダンス(ADD)

「ADD」は子供たちが放課後の学校や児童館などで様々なダンス(舞踊)にふれながら、文化的多様性(Diversity)を自ら体験し、考え、子供たち自身がダンス作品を創作し発表するプロセスを重視するプロジェクトです。地域に根付く踊りにまつわる文化や活動をリサーチし、それに関わる人・場所・情報をつなぐことで、多様な活動がお互いに刺激を与え合い、新しい多文化時代のダンスが生み出される「回路(=仕組み)」を構築します。

ディレクター・メッセージ

ドキュメンタリー映像

「放課後ダイバーシティ・ダンス 2019-2021」

ADD港区

ADD国立市

ADD日の出町

※感染症対策を行った上で実施しています

映像監督

みかなぎともこ

早稲田大学卒業後、広告映像プロダクションにてディレクターを務めた後、2011年に独立。以後、ミュージックビデオやドキュメンタリー作品、ダンス作品など、幅広いジャンルの映像を手がける。作品によっては自らもカメラを持ち、被写体と向き合う。
http://heyabaji.com

放課後ダイバーシティ・ダンス(ADD)とは

「放課後ダイバーシティ・ダンス」(After-school Diversity Dance= ADD)は、子供たちにダンス(舞踊)を通じて文化多様性を体験してもらうプロジェクト。港区、国立市、日の出町の3ヵ所で同時展開してきました。

子供たちは、ストリートダンスから国内外の伝統舞踊まで多岐に渡る舞踊をワークショップ形式で習い、それをもとに振付・創作にも挑戦してもらいました。
講師は主に、実施地域にお住まいで、さまざまな舞踊に関わっている方々です(ADDでは「地域の先輩」と呼んでいます)。

地域の皆さんに代わるがわる登場して頂くことで、子供たちは、自分の暮らす街に根付いた多彩な舞踊と、それを支える人々に出会います。これにより、舞踊の形式や技術だけでなく、その背景にある人の営みや価値観に触れ、より深く地域文化のあり方を実感してもらうことができます。また講師を務める大人たちの間でも異文化接触が生まれることになります。

他方、こうして習ったさまざまな舞踊を土台として、自分たちでオリジナルの振付を考え、作品を創作するにあたっては、第一線で活躍するプロの舞踊家の皆さんに指導をお願いしました(ADDでは「派遣舞踊家」と呼んでいます)。

ADDのプロセス

ADDのプロセスは大まかに三つの段階にわかれます。

リサーチ

地域にどのような舞踊文化があるか、リサーチャーが探ります。またそれに基づいて講師(「地域の先輩」)を依頼します。

ワークショップ

講師(「地域の先輩」と「派遣舞踊家」)の皆さんによるワークショップを実施します。

創作

「派遣舞踊家」の指導のもと、子供たちがオリジナルの振付を考え、作品をつくります。

当初は、各所3地域で子供たちが作った作品(下図5)を集め、都内の劇場で一挙上演する予定でしたが、コロナ禍の影響により大幅な変更を余儀なくされました。すなわち、作品としての完成を目指すのではなく、あくまでも「創作」のプロセスを部分的に体験するワークショップへと実施方針を修正を実施し、その成果を保護者・関係者向けに発表する形としました。また、ワークショップも一部はオンラインで実施せざるを得ませんでした。このように多くの制約がありましたが、それでも子供たちには、ただ踊り方を習うだけでなく、自分なりの発想を形にする貴重な経験を積んでもらうことができました。

放課後ダイバーシティ・ダンス
記録集 2019-2021

主催

東京都
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京

Tokyo Tokyo FESTIVAL

オリンピック・パラリンピックが開催される東京を文化の面から盛り上げるため、多彩な文化プログラムを展開し、芸術文化都市東京の魅力を伝える取組です。

Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13

斬新で独創的な企画や、より多くの人々が参加できる企画を幅広く募り、Tokyo Tokyo FESTIVALの中核を彩る事業として、東京都及び公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が実施するものです。国内外から応募のあった2,436件から選定した13の企画を、「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13」と総称し、展開しています。

企画・運営

ADD実行委員会

ディレクター

武藤大祐

プロデューサー

林慶一

制作協力

ラオックス・メディアソリューションズ株式会社(LMS)

アドバイザー

佐藤美紀

制作アシスタント

萩谷早枝子

お問い合わせ : ADD実行委員会

add2020.office@gmail.com